ZIP FM 「GROOVE NIGHT」12/8(4日目)  投稿者: まめひめ

堅:堅さん、 M:MARCOさん(奈良県出身) いい感じですよ〜。BGMはすべて「歌バカ」より

♪POP STAR winter love version ♪

M:こんばんは。ゲストは「Ken ・・(アルバムタイトル フルで)」をリリースされた、
 もちろん、平井堅さんです。こんばんは!

堅:こんばんは!
M:もうこのタイトルも原稿読まんとさらっと読めるようになりました。
堅:「長っ!」って言うのやめました。(MARCOさん 受けてます)そろそろいっかな、と。
M:4日間長いことありがとうございました!
堅:いーえ、こちらこそありがとうございました。
M:しゃべりつかれてます?!
堅:結構しゃべってますよね〜。
M:こんだけ、なかなか僕も一人の人にしゃべってもらってないので・・・一人の方にお話を
  伺うことってないんです。

堅:あ、そうですか?
M:普通、二日間がゲストなんです。
堅:そうですか〜。
M:今回は特別にお時間をいただきました。ま、今日はラスト、最終回で。
堅:振り絞って!(笑)
M:(笑)まだありますよね?しゃべってないこと・・
堅:・・うん、ギリギリある・・ギリギリある・・・。
M:最後の今夜のテーマは「未来」です!平井堅の未来について、皆が知りたいなあ〜!
堅:(笑)知りたいか?
M:(笑)知りたいな〜。平井堅の未来はどうなって行くのか?
堅:・・がんばります・・僕がむしろ知りたいです・・
M:大体、いつまで歌ってたいとか考えません?
堅:これはね・・よく聴かれるんですけど・・死ぬまで歌っていたい、というのはもちろん
  理想で。皆さんおっしゃるんで、そういいたいんですけど。自分に飽きるまで。自分の  歌に飽きるまで歌っていたい。・・っていうか、自分の歌に飽きたり、自分の歌に魅力
  を感じなくなったら、潔くやめたいな、と思います。やめる、というよりか、歌うべき
  じゃないんじゃないか、とは思ってます。
M:今流行のセミリタイヤとかどうですか?もう、財産あるから、ここで仕事をすっぱり辞めて、
  残りの人生、自分のために過ごしたいっていうような?

堅:それもいいですね・・(MARCOさん 爆!)いや!それはできないな〜。
M:それをやったとしても、やっぱ歌いたいな〜、って。
堅:ま、自分自身が、いやらしい言い方ですけど、自分のファンでありたいとか、何か、
  こぅ、イマイチこないな〜、って思うとイヤなんで、自分でもいいな〜って思って
  いたい。もちろん、コンプレックスもありますけど。そういう感じですかね。
M:ま、言える範囲でいいんですけど、人生設計ってしてるんですか?
堅:(キッパリ)まったく!しないですね。

M:それは初日の「なるようになる」ということでしょうか?

堅:もう、今のことしか考えられない。
M:でも、僕ら同学年でしょ?!家庭を持って、とか、そういう目標も、設計もなし?
堅:イヤ、持ちたくない、っていうことじゃなくて、持つようになった時に持ちたいってこと
  で・・そういう予定も今ないのに、予定を立てるのが苦手なんですよね。あと、ローン
  とかも苦手なんで・・
M:ニコニコ現金払い?!(堅さん 笑)・・
堅:なんかね、ローン的なことをするのもイヤなんです。マンションを買うとか。賃貸!なん
  ですけど。(MARCOさん 爆)マンションとか買えば?って言われますけど。そういう
  のも苦手なんです。未来を縛られるようで。・・別に住みたくなくなったら売ればいい
  じゃん、って言われるんですけど。なんか、そういう先のことを決められるのがすごい
  恐怖・・。
M:じゃ、人生これから、もしかしてずっと賃貸でいくつもりですか?(堅さん 爆!)
  何でこんなこと聞いてんの?!本編と全然関係ないやんな、俺!

堅:いやあ、わからないけど、いまんとこ、賃貸にしとこおかな〜、みたいな。
M:いや、僕今日たまたま「一生賃貸のほうがいい」みたいなタイトルの本を見かけてね
堅:マジで?!皆に「もったいない」「もったいない」って言われるんですけど・・。とに
  かく先のことを考えるのが苦手ですね。
M:でも、歌手として進化していく部分って大事だと思うんですけど、これから挑戦して
  いきたいことってありますか?

堅:まあ、ドキドキしたいし、自分も楽しみたいっていうのが大前提としてありますので・・
  やったことないっていえば、デュエット!ライブとかで来てもらってというのはありますが
  ちゃんと曲を作って、デュオ!みたいなことはやってみたいんです・・。全然予定は
  ないんですけど。
M:なるほどな〜。この10年間で「平井堅」という一人の人間としての個性は確立されて
  きていると思います。(堅さん恐縮)・・質問の途中で進めていいですか?・・・
  こういう歌手になりたいな、っていう理想の人物像とか人間像とかってありますか?

堅:特に、理想の人物像として、人は、ないんですけど・・リスペクトするシンガーってたくさん  いますけど。といいながら、ひばりさんとかねえ、おこがましいけど、ああいう「POP
  STAR」ってシングルのタイトルですけど、ああいう歌謡曲って言うのを広く皆に伝えられ
 るっていう歌手っていうのは、僕にとっては一つの目標っていうか。歌謡歌手っていう
 のが。
M:この国は、すごく恵まれてて、大先輩方がすごく活躍されてますよね?!
堅:そうですね、それが本当に励みになるというか。
M:昨日でも、影響を受けたサザンオールスターズにしても、今でもすごく活躍されているじゃない
  ですか。ああいう、他人のコンサートとか見に行かれたりするのですか?

堅:行きます行きます。
M:最近よかったコンサートとかってありますか?
堅:最近はね〜、あ、あの人よかった!(でも、名前が思い出せず、苦笑)・・
M:(すかさず)思い出し笑いですか?今の?
堅:あ、出た。Amos Leeさん。すごいよかったし、あとBen Foldsもよかったし、最近、あと
  槙原さんも行ったけど、よかったし。昔のラブソングとか歌ってらして
M:「アンサー」とか歌っていらして・・ね?!
堅:もう、泣きそうになりました。最近そんな感じかな。
M:僕ね、前、エリック・ベネィさんのライブに行ってね、「この人、平井堅ちゃうかな〜」 って思っとってね。
堅:(笑)あ、そのメールが来ました。友達から。
M:ホンマに似ててん!
堅:「そっくりだったわよ」って・・(MARCOさん 爆)僕もね、エリック・ベネイ行きたかったん
  ですけど、ちょっと行けなかった・・。
M:そうですか、やっぱりいろんなライブも行って?
堅:ライブは勉強になりますね。
M:ちょっと聞きたかったのですが、勉強って言う意識以外で楽しめてるのですか?
堅:勉強も含め、楽しめてるって言うか・・やっぱりね、
M:それは話(聞いて)考えられるね
堅:やっぱ昔みたいにただワ〜っと楽しむというか、ま、楽しんではいるんですけど、ただ
  自分ももうじきライブがある、とかいうと、やっぱり、歌手として見てしまうかな〜。
  でも、やっぱりすっごいドキドキするし、好きなアーティストのライブだと。で、まあ、これはナシ
  かなあ、とか。これはちょっと使えるかな〜、とか考えながら見ちゃってますね。
M:なるほど・・・。デビュー10年、このことを何度も繰り返しますが、デビューしたときに、
 自分がこうなるであろうな〜と想像した「平井堅」といまの自分を2体、こう、並べること
 ができたとしたら、どうです?

堅:いや、違いますね〜。そりゃ、もちろん違いますね〜。やっぱ、その、夢じゃないです
  か、それはやっぱきれいなもので、現実がないじゃないですか・・。で、そこに行った
  自分っていうのは、やっぱ、ある種「あれ?!」っていう感じになりましたし、「あ、
  こういう感じか」って拍子抜けしたところも、正直あるし・・・う〜ん、でも、やっぱ
  り、よかったな〜っていう気持ちもあるし。夢見心地だったころに描いていたものより
  充実しているっていうのはある・・たとえばライブとか。他のものに関しては、こんなも
  のか、っていう感じですね。
M:あの、ヒーローインタビューじゃないですけど、この10年間の自分の築いてきたものを誰に一番感謝
 したいですか?

堅:(笑)
M:誰に伝えたいですか?
堅:誰かな〜。
M:この、自分の今いることを誰に感謝の気持ちを伝えたいですか?
堅:やっぱ、両親かな〜。う〜ん・・ちょっと、この間、2,3日前に会ったんですけど、
  やっぱりな〜、何か・・僕は離れて暮らしているから、やっぱりその、ちっちゃい頃み  たいに、「かあちゃん、かあちゃん」って、まあ、親父はちょっと去年亡くなっちゃっ  たんですけど、「親父、親父」みたいな、ま、当然大人になってるからならないんです
  けど、帰ったりすると、もう、あの、・・・ちょっともう、言えないんですけど、あ   の、玄関とかに、すぐに帰りたくなるくらい、僕の等身大ポスターとかもう、玄関中に
  貼ってあるんですね、ぶぁ〜〜〜〜って。やめて!
M:やっぱ、平井堅の家なんですね
堅:ほんっと、やめてほしいんですけど、よくこんなトコで暮らせるな、と(MARCOさん、
  笑いのツボに入りかける)僕はこんなトコ、一日も暮らせないんですけど、(MARCOさん
  笑)マジで、パネルとかが、こぅ、ぶぁ〜〜〜っと立つ場所ないくらい埋め尽くされて
  いて、でも、何かそれを見るたびに、気持ち悪いンですけど、ま、その状況が気持ち悪い
  んですけど、でも、何かあんまりその〜、「がんばりや〜」とかそういうことを言わな  い人なんですけど、何かこの、やっぱその、やっぱ、「がんばらないとな〜」って
  いうか・・・やっぱり一番喜んでくれている人がここにいるんだな〜って、思いますね
  帰ると・・。
M:なるほど〜。
堅:でも、ほんとにパネルとか剥がして欲しい・・・。
M:(笑)でも、平井堅の自慢なんですよね・・
堅:う〜ん、・・こないだ、リフォームしたんですけど、(MARCOさん 爆!!)すごい、
  あの、家ん中、キレイになったんですけど・・リフォームしたのにぃ、
M:それは、平井さんがリフォームをプレゼントしたんですか?
堅:・・まぁ、ぶっちゃけね・・。
M:(爆)
堅:(プレゼント)したんですけど(小声)・・
M:親孝行じゃないですか!
堅:イエイエ、それくらいしないとね。で、すごい、内装とかも変わったのに、パネルとかは
  不動なんですよ。あのね〜、せっかくキレイになったのに、オシャレにすればいいのに、
M:でも、それは将来博物館ができますよ。
堅:イヤイヤイヤ・・・。それはね、そういう欲はないと思うんですけど。
M:で、自分が館長になられて・・
堅:イヤイヤイヤ・・・やっぱ、両親はね〜・・はい。
M:なるほど。平井堅は「親思い」だ、という。
堅:イヤイヤイヤ!大して・・そんな普通・・。
M:じゃ、最後になりますけど、失礼な質問もしたかもしれませんが・・私の番組は幅広い  世代の方が聴いていらっしゃるとそう、願っているのですが、特に、これから未来に羽ば たいていこうとする中高生、若者が非常に多いんですね、そういうメッセージを頂くので。
 特に、これから、そういう歌手を目指す、音楽業界で仕事をしたい、と志す若者たちに  何か先輩から一言、お言葉を頂戴できないでしょうか?

堅:いや〜〜、結婚式みたいな・・・い〜や〜〜・・・
M:じゃ、平井様よろしく御願いします
堅:(笑)・・ただいまご紹介に預かりましたけども・・難しい・・・なんでしょうねぇ
M:人生まだ、半分くらい、僕らの半分くらいの子たちが今まさに聴いてくれてるんです。
堅:まず、こう、何か、詳しい(?!)こといえないんですけど、その、夢があるとしたら
  躊躇とか、恥ずかしいとか、っていうのは、まず、捨てるべき、かな、と思いますし。
  あとは、もう、僕自身のことしか言えないんですけど、僕はそうやって、恥ずかしい事
  して、当時、20代の頃、がむしゃらに歌手になりたいってしていたんですけど、その後
  、ちょっと1日目の話と重複するけど、いろんな人にいろんなことを言われて、大人に、  それがすごく、反発したり、嫌なこともあったけど、一応、聴く耳を持って、トライし
  てみた結果、今33になって振り返ってみてよかったと思うので・・。若いときってその
  若さ、若いときにしかない勢いってあるんですが、やっぱり、その、年の功っていうか
  周りの人たちの意見も決して悪いものばかりじゃないと思うので、意外と聞いてみたり
  してもいいかも、と、オッサン的には思うんですけど。
M:後になって、その時は思わないけど、後になって思い出す先輩の言葉って山ほどあります
 よね?

堅:ありますね〜。すっごいありましたから・・今はわからないかもしれないけど、結構
  その、そういうキツイことを言ってくれる人を、ま、悪意で言ってくれてたらイヤですけど、
  愛を持って言ってくれてる人の意見を聞いてみてもいいんじゃないかな、と。それを
  選択していくのも自分の才能だ・・・とちょっとコムツカシイ答えになってしまいました。
M:でも、いい話を聞かせてもらいました。4日間本当にありがとうございました。
堅:ありがとうございました。
M:どうでしたか?この4日間出続けて?
堅:なんかねぇ、こぅ、疲れた!(MARCOさん 爆!)何か、この・・すごい、放出・・した
  感じ。
M:後でエネルギー補給してください!
堅:すごい、エネルギー使ったっていうか・・・ちょっと、あの、1週間くらい休みたい。
M:(笑い収まらず)ちょっとこのあと、仕事に差し支えるかも?
堅:でも、ホント楽しかったです。
M:では、次お会いするのは10年後、ということで!
堅:(爆)
M:10年間、会いたくても我慢します!
堅:では「歌バカ2」リリース時に・・
M:会う機会があってもやめときます
堅:イヤイヤイヤ・・。名古屋行きます、ええ。
M:え、では、また生放送の現場にお越しください。
堅:是非、呼んで下さい。
M:ありがとうございました。
堅:ありがとうございました。

 以上で〜す!思わぬ展開で楽しかったです。名古屋へはいつ来るのだろうか?!