2017.3.5(日)bay fm「Sunday Feeli’n Pop」トークゲスト

音楽心について伺っていきたいと思います。
今朝のキーワードは「ほっこり」っていうことなんですけども、平井さんが日常の中でほっこりする時ってどんな時ですか?

とっても寒がりで今年湯たんぽを買って布団の中に入れて寝てるんですけど、あれはいいですね。ほっこりする
湯たんぽって懐かしいアイテム、昭和って感じのイメージがあったんですけど、実家に帰ると湯たんぽがあって、それがとっても良くてそれで買ったんですけど
電気毛布とかとは違う温かさなんですよね。ちょっと湿度もあって
意外と冷めないんですよ。起きた時も結構熱い

DJ:湿度がちょうどいいっていうか、乾燥しないのがいいですね。
ほっこりって言いますと、色んな所へ旅に行かれると思うんですけどね、ツアーなんかで。
ほっこりした場面に遭遇するとかないですか?

ツアーって歌うこと以外のことしないんですよね
打ち上げでその土地のものを頂いたりってことはありますけど
基本歌う前は出ないので、ホテルに閉じこもっちゃうんですよね。
あまり外気に触れないんですよね。
ホテルのマッサージ呼ぶんですよね。ほっこりっていうかそれは気持ちいいんでね。
僕すごい足が疲れるんですけどふくらはぎとか揉んでいただいて。第2の心臓ですからね。

♪「ほっ」

DJ:どうして手嶌さんをって考えたんですか?
今一番好きな女性ボーカリストって考えた時に手嶌葵さんだったので。素晴らしかったですね。
こないだもイベントでご一緒したんですけども、会場中とろけてましたね。
あの第一声で世界に引き込むすごい力を持ったボーカリストだなと思って
たたずまいも全て好きで、手嶌さんて独特でほとんどしゃべらないし、先日ご一緒したイベントが錚々たるユーミンとか武部聡志さんの還暦のイベントだったんですけども、全然誰とも話さないし、床を見つめて微笑んでるんですよね。
その立たずまいが歌に表れているというか
前に前に出ようということが全然ないんだけど声が前に出てしまう、どうしても耳が拾ってしまう、歌と人柄がリンクしているなと思いますね。

DJ:「ほっ」という曲にぴったりですよね。手嶌さんの声。
ほっとしますよね。

DJ:「僕の心をつくってよ」はドラえもんの主題歌なんですよね?
僕でいいのかな?国民のアイドルで健全でほがらかなイメージがあるので、僕には健全なイメージがなくて僕でいいのかな?って。なんか病んでるっていうか湿ってるっていうイメージがあって、でも僕にお話が来たっていうことは湿ってていいのかな?と思って湿ったものを書きましたが
最初は湿ってないイメージのものを書こうとしてたんですか?
そうですねそういうものにもトライしましたが、ほがらかなドラえもんなんだけども、湿った部分というか、この曲で言おうとしてる関係性を敢えて掘り下げて作ってみようと思って書きました。
すごくシンプルな楽曲ですよね?
ほぼピアノ一本で間奏でトランペットが入るのみで、ピアノがずっと同じフレーズをループする、粛々と始まって粛々と終わるっていう感じにしたくって、変に音数で盛り上げるんじゃなくて、神聖な音にしたかったんですよね。

DJ:歌詞がすごくいいなと思ったんですよね。ずるさとかだめさとかっていうのは、粛々とした中でより伝わってくるというか考えさせられるというか

ずるさとかだめさっていうのは、書いた時に嫌がられるかな?と思ったんですけども、似合ってるか似合ってないかわからないですけど、ずるさだめさっていうネガティブなワード、ポジティブじゃないワードを使った方が、よりのび太のドラえもんの、彼らが欠点をも受け入れながらかけがえのない関係性を築いていくっていうのも彼ららしいところだと思ったので

DJ:少年時代はドラえもんは?

もうガッツリ!1作目ののび太の恐竜から見てましたし、映画も見てたしテレビも見てたし、漫画も読んでたし、思いっきり血になってたと思いますね。
だからこそ、誰もが知るものだからどういう切り口でっていうのはありましたね

DJ:粛々と進んでいくので、ボーカリストとしては表現し甲斐がある曲というか

表現し甲斐というか、歌で持って行かなきゃいけないっていう気持ちがあって、歌がどんどんエモーショナルになっていくっていうのを想定して歌入れしたんですけども、ちょっと抑えて百出し切らないっていうのを意識したのかな?

♪僕の心をつくってよ

DJ:少年時代を振り返ると平井さんの心を作る上での影響を与えたものは?

やっぱりテレビですね。
テレビっ子でした。
そんなに学校がすごく好きってわけでもなくて、普通に楽しくやってたんだけど、現実逃避じゃないけど、歌手になりたいって夢もあったので、ベストテンを見たり、当時流行ってるドラマを見たり、それがあるから頑張れるっていうか学校も行けるっていう、テレビがすごい好きでしたね。
夢の世界っていうかそこでうっとり浸るっていうか、この中に入りたいなっていつも思ってました。
来週の木曜日はベストテンがある、それまで頑張ろうとか、スチュワーデス物語があるからそれまで頑張ろうとかそういうところはありましたね。

DJ:今日月曜日だからベストテン見ようじゃないんですね?

違います、ベストテンの為に生きてるというか
木曜日の夜9時から10時までは1番大事な時間でした。人生で。

DJ:当時だと聖子さんとか?
小学校3年生の時に聖子さんがデビューされてその頃からがっつり見てましたね

DJ:アイドル全盛の時代ですよね。
思いっきりその影響を受けてます。

DJ:真似したりとか?
真似っていうことはないけど、そこで流れる歌は、人前で歌うってことはなかったけど自分の心の中でずっと歌ってました。一人の部屋の中とか

DJ:当時ってカラオケボックスもそんなにあるわけじゃないじゃないですか
高校生くらいですね。カラオケボックスが出てきたのが

DJ:どうやって練習してたんですか?
練習はしてないです。心の中で歌って、ふふふんて。それでめっちゃ上手いと思ってました。井の中の蛙で
当時はちっちゃかったし、アイドルとか聖子さんとか色んな人が歌を歌うのを心の中で歌って、この人達より全然上手いと思ってました。夢見がちな。

DJ:そっから現実として違ったと思ったりしたことあったということですか?
実際にオーディション受けて夢に向かって歩き出した時に、自分てここがだめだなとか、そういう風には思いましたけど
もちろん今は、歌が上手いなんて思わないし、そういうことじゃないって思った完全に思いが変わったのは、デビューした時かな?
デビューした時にはまだ俺の歌聴け〜っていうとこあったかもしれないですね。23・4くらいの時は。

DJ:すごい嫌そうな顔しましたね。
今は全く思わないから

DJ:でもずっとイメージしてたってことですもんね。
田舎を出る18歳くらいの時までずっと歌を歌うっていうことをしていなかったので、その夢を抱えたまま大人になったんですよね。
関東の方に、大学進学でひとり暮らしを始めてから実際歌い出すんですが、鬱屈したきもちを抱えて隠してたので、

DJ:恥ずかしいとか?
田舎だったし歌手になりたいとか言った日にはバカにされるだろうし、とても誰にも言えなかったです。

DJ:イメージトレーニングを抱いてきたことは花開いたんだなと思いますが
幸運にもね

DJ:大事だな心を作る上で

♪キャンバス

青年時代の平井さんの心を作ったものをお聴きしていきます。

DJ:青年時代はどうですか?心をつくったものは?
他に趣味がなくて少年時代と似ちゃうんですが音楽しかないんですよね。
他に興味のあるものがあまりなくて
恋愛とか普通に人並みにあるけども、やっぱ音楽かな?

DJ:恋愛と音楽というとやっぱこの人だと思いますね
ユーミン
お〜!はいはいはいはい。持ってきましたね。
ユーミンさんも奇しくも手嶌さんと同じイベントでご一緒してたまんなかったです。

DJ:某音楽番組でデュエットしたの初めてですか?
ユーミンとデュエットしたのは初めてですね。
お会いしたのは初めてじゃないですよ。何度も
番組に呼んでいただいたり、何度かお会いしたことがあって

DJ:そうなんですね。あのコラボレーションが初めてだったんですね。ビックリ!
そう、歌ったのは初めて。

DJ:その番組ありきでYUMINGという楽曲を書かれたのかな?と思った
ユーミンさんとデュエットする前から楽曲はできていて

DJ:なんでユーミンを題材に曲を書こうとしたんですか?
これはたまたまふっと湧いてきたんですね。曲が。
曲中でもアイテムがあるんですけども、「サーフ天国、スキー天国」っていう曲をiPodで聴いている時に、「ね〜ユーミン」ってフレーズがぱっと思い浮かんで、一応曲にしようと思って、こういう曲ってパロディっぽいから商品にするかどうかは置いといて、できたらなんか出したくなっちゃって、それで作ったっていう、単純な良く言うと健全な、ほんとにふっとできて形にしたっていう

DJ:ユーミンの曲をiPodで聴いてらっしゃるんですね!
ジムで1時間ウォーキングをするんですけども、その時にiPodをシャッフル機能にしてずっと聞いてるんですね。ほぼユーミン全曲入ってるから。まJ-POP全般入ってるんですけどね。
たまたま流れて、ちょー好きだからお〜!と思ってたんですよ。
あ〜っと思い浮かんじゃって
サーフ天国、スキー天国が曲の中に入ってたりして権利関係もあるのでご夫妻にいいですか?って許諾は頂いてあるんですけど。ご夫妻とも行け〜って感じだったので有難うございますっていってレコーディングしたんですけど
武部さんのアレンジです

DJ:ユーミンさんに曲を聴いてもらった感想は?
ユーミンは一言、「ウケル」っていう感想を
その後イベントでお会いした時には「パーシーなとこが平井君らしくていいと思うよ」って
天才のいうこと意味わかんないから全然理解できなくて、は?は〜って言って。まあいいや〜と思って。
何のことかさっぱりわからないんで。
ユーミン語がねばーっと出てきて。全然わかんないんで。
あの方の脳内のことはわかんないんで

DJ:青年時代はそれこそユーミンすごい聴かれたんじゃ?
聴きました。
世代的に80年台の「ダンデライオン」とか「守ってあげたい」とかあのあたりからバブルにかけて「ダイアモンドダストが消えぬ間に」とか聞いてたけど、大人になってから荒井由実時代、世代的にあまり知らなくって初期から「ひこうき雲」からばーっと聴きなおして、荒井由実時代の素晴らしさに気付いたのは大人になってからなんですよね。
二十歳とか。大人になってからの方が、僕の書いた曲の中にもあるんですけど、その時代時代であ!こういうこと歌ってたんだとか未だにありますね。
こういうことだったんだこの情景描写はとか

DJ:歌詞すごいですよね
もう降参ですよね。両手挙げる感じですよね
とんでもない凄いと思います。

DJ:あんなにリリース間隔なく出してたっていうのになんなんだこれは!っていう
神様がいらっしゃるんでしょうね。

DJ:この曲うけるって言ってらっしますけど、泣いちゃうくらい嬉しいと思いますよ
だといいんですけど

DJ:泣いちゃってるんじゃないですか?ユーミン
いやいやわかんないですけど。

DJj:こんなこと言われたら、愛溢れる歌ですよね
どんなに好きかっていうことを歌ってるだけなんですけどね

DJ:過去に好きな人に歌を書くなんてことはあったんですか?
ん〜〜?ん〜〜〜?ないな。あんまりそんなことないんですよね。
好きな子に好きな曲をマイフェイバリットなんたらって渡すことはよくしてました。
自分で作るってことはあんまないかな
誰かの曲を歌ったことはあるかもしれない

DJ:ちなみになんていう曲か教えてもらってもいいですか?
それは言わない
ゆった自分が気持ち悪いんで
恋した時の自分なんておかしくなってるから
気持ち悪いじゃないですか
冷めてみたら気持ち悪いでしょ?

DJ:気持ち悪くはないけど、しかも平井さんに歌われたらそらもう
でも一時使ってましたね。歌って口説き落とすみたいな
年取ったらしないけど。若い頃はね

DJ:ずるいわ!歌上手い人はほんとずるい!
そんな効果はないですよ

DJ:いやいや絶大だと思いますけど
今平井さんを作ってるものっていうのは?

結局なんかこりもせず音楽ばっかりやってるから、歌が好きなんで、人が歌う歌が好きなんで、さかいゆう君の歌が聴きたいと思って呼んで朝まで100曲くらい歌わせてず〜っと聴いてました。
朝5時くらいまで。めっちゃいい声で。
多分もう来てくれないと思います。半ばちょっと切れてました。最後。

DJ:持ち歌以外もリクエストして?
人の歌聴くの好きなんですよね

DJ:すごい楽しい飲み会でしたね。
そうやって作ってます。心をね。