091103 ZIP-FM 「ZIP-FM HOLIDAY SPECIAL ZIP-FM HOLIDAY SPECIAL BOOKS AND MELODIES」 投稿者:ふぅ

  ZIP-FMをお聴きのみなさん、都竹さん、こんにちは。平井堅です。
休日いかがお過ごしでしょうか?

本日のZIP-FMは「本」をテーマにした ホリデースペシャルをお送りしているとのことなんですが、
僕はですね、普段 本を全くといっていいほど 読まないです。
え〜〜それがコンプレックスで、読書家に憧れてるんですけど、
なんかこぅ2・3ページ読むと、飽きちゃって止めるという、そんなイケテナイわたくしなんですが。

そんなわたくしでも、もちろん 生涯で読んだ本はありまして、
今回 そんな 本 読み不精のわたくし平井堅の愛読書を一冊、おすすめしたいと思います。
その本は、重松 清さんの「きみの友だち」という本です。

重松さんの作品は、何冊か読んだことがあるんですが、
そのなかでも この「きみの友だち」がダントツに好きで。

出会いは友人に薦められて・・。
僕みたいな人間なんですが、僕のまわりはすごく読書家が多くて、
本を読めない僕を知ってるんですけど、「すごい好きだと思うよ」って言われて、
薦められて読みました。

読んだ感想は、もうほんとに「衝撃」のひとことで、
しばらく、読み終えたあと なんか・・ちょっと 立ち直れないくらいショッキングでした。
重い内容なんですが、その〜人の心模様っていうか、心の描写が、
こんなに・・なんでこんなに表現できるんだろう・・っていう。

自分も詞を書く人間として、
もう全然ちがうんですけど・・歌詞と小説はちがうわけですが、
すごくこぅ 重松 清さんというかたに、すごく興味が湧きまして。
内面をえぐるような、その いたい感じが、とても僕の心に突き刺さった、そんな本でございます。

ということで、わたくし平井堅の愛読書は、重松 清さんの「きみの友だち」でした。
重い内容ですが、ずっごく 読んだあと 何かひとつ学ぶことが 絶対ある本だと思います。
よかったら、一度 読んでください。
平井堅でした。

すてきな休日を!




♪僕は君に恋をする




☆ナビ・都竹さんのコメント
重松 清さんの著作は心の描写がとても繊細でとても豊かで、
行間に心を読ませる、素晴らしい作家さんなんですよね。
その行間の余白からあふれる豊かな心象風景が、
平井堅さんのやわらかい歌詞との共通項があるような気がします。