080427 FM802「OSAKAN HOT 100」 投稿者:ふぅ |
あ:浅井博章さん あ:お待たせしました。ここでスペシャルゲストお迎えいたしました。この方です。 堅:平井堅でございます。よろしくお願いいたします。 あ:よろしくお願いします。 現在、ニューアルバム収録曲の「キャンバス」もロングチャートインしております平井さんです。 堅:ありがとうございます。 あ:今回のアルバムについても後ほどうかがいたいと思いますけれども、 まずはですね、恒例の平井さんのTOP3を伺いたいと思います。 堅:いきなり(笑) あ:はい。あげていただきたいと思うんですけども、 今回挙げていただいた平井さんのTOP3のテーマは、「思い出深いアルバイト」ということで。 堅:大学いきながらのアルバイトを結構やってた・・20個ぐらい、計ね。 同時期じゃなくて、20種類ぐらい、その大学の4年間でやってまして。 あ:同じものをずっと何年もやるってことはしなかったんですか? 堅:結構ね、わりとビビってすぐ辞めちゃったりっていうのが多かったですね、コンビニとか。 コンビニ、一週間ぐらいで辞めました。 あ:接客はあまり得意じゃなかったんですか? 堅:あ、もう気がちっちゃいんで。 なんかもぅレジで3人ぐらい並ぶともうパニックになっちゃうんですよね。ドワーって汗かいて。 あ:"僕ができないせいで、たくさん並んでる"みたいになって?(笑) 堅:もう「あぁ〜〜」みたいになって。向かなくて、辞めましたね。 あ:で、いろいろと転々としたなかで、特に思い出に残っているアルバイトについてね、 今日は3つ挙げていただきたいと思います。まず、第3位はこちらです。 堅:パチンコ屋。 あ:ハハッ(笑)パチンコ屋も接客業ですけど、ある意味。 堅:そうですね。パチンコ屋も・・・でも一年ぐらい続きまして。 あの、ボク、パチンコって行ったことがいまだに1回もなくて。 要するにパチンコ屋で働いたことだけで、システムがわからぬまま辞めましたね。 あ:あ、あのシステムがわからないまま、一年間も続くもんなんですか?あれって。 堅:でもその、一応マニュアルが「何番台、○△お願いします」みたいなことを低い声で言えとか、 そういうのはやってましたけど。 あ:へぇ〜〜。 堅:なにがあ〜なってそ〜なってるのか分からない。 あ:その「開放」の意味もわからない・・? 堅:わからない。まぁ満タンになってら運んだりはしてましたけど。 あ:へぇ〜、もう決められてこうしなさいと言われたことはやるけれど、全然興味なかったんですね。 堅:そうですね。でも自分で言うのもなんですけど、ちょっと小人気でしたね。 あ:アッハッハッハ(笑) 堅:おばあちゃんとかに。 「あ、今日堅ちゃんきてるの?はいってるの?」って。 あ:あ〜〜なるほど。気持ちいいじゃないですか。じゃぁ人生初めてファンがついたのは、そのバイトだったかも? 堅:(笑)そうですね。・・あの70歳ぐらいの、髪を紫にしたおばあちゃんでしたね。 あ:へ〜〜なるほど。 パチンコ屋さんでのアルバイトが第3位でございました。 そして平井堅さんが思い出に残っているアルバイト第2位は? 堅:これはですね、歌のバイトです。 あ:歌のバイト?? 堅:学生時代にまぁバイト代を、お金を稼がないといけないっつって、アルバイト雑誌をコンビニで買ってきて。 パラパラパラっと探してた時に、まぁそのときから歌手になりたかったから、 「あ、歌のバイトをすればいいんだ」と思って。 あ:そんなもん、あるんですか〜? 堅:で、あのね、「技能職」っていう欄があったんですよ。 あ:はいはいはい。 堅:そこでパラパラパラとやってたら、一件だけ「歌手募集」っていうのが書いてあって、 それがオールディースを歌うお店の歌手のバイトで。で、オーディションに行って。 電話したら、「来週の月曜日までに、とりあえずビートルズの曲を20曲、歌詞を覚えて来い」って言われて。 あ:ほぅ! 堅:で、18歳ってやっぱ元気ですよね。エネルギーがあるっていうか。20曲まるまる覚えて行って。 ほんでバンド・・・生まれて初めてですよね、バンドのかたがいらっしゃって・・・。 あ:生バンドで歌ったのがそのとき初めて。 堅:初めてです。 あ:あぁ〜〜そうですか。 堅:で、バンドがいらっしゃって、とりあえず歌ってみろって言われて。「ALL MY LOVING」とかわりと初期の。 なんかこぅ「PLEASE PLEASE ME」とかバ〜っと歌って。 あ:ロックっぽいビートルズのナンバーを。 堅:そう。・・・ま、「HEY JUDE」とか「LET IT BE」とかも歌わされましたけど。 で、合格になって、そこで1年、また他のとこでも1年ぐらい・・。 ある種デビューのきっかけもそこでっていうかね、 レコード会社のかたが見に来てくださって、スカウトしてくださったりして。 あ:なるほど。じゃステージの上で、お客さんの前で歌うっていう経験はそのときが初めてだったわけですよね。 堅:初めてですね。それでね、そこはおかしなっていうか面白いお店でね、 いろんな・・ボクはバーテンダーをやりながら歌を歌うと。 いわゆるキャバクラですね、フロアーレディのかたがたも全員歌手なんですよ。 で、お客さんに水割りを作ったり、「やだぁ〜」とか言いながら、 「それではマリリンのショーです」とかいって ステージに行ってジャズを歌ったりして。 ジャズシンガー、ボサノバシンガー、ボクみたいなアメリカンポップスのシンガーとかブルースシンガーとか、 いろんなジャンルの人たちがいて。 だから生でそういう・・・それまで全然洋楽聴いてなかったのが、すごい吸収できたっていうか、 いろんな音楽を一気に聴けて、そういう意味でもいい経験でしたね。 あ:勉強にもなったと。 なるほど〜。どんなアルバイトが転がってるかわかんないもんですねぇ。 堅:そうですよ〜。 あ:人生を変えたアルバイトですよね。 堅:ほんとにそうです。 あ:その歌のアルバイトが、思い出深いアルバイト第2位でした。 そして第1位はどんなアルバイトなのか。じゃあ一曲はさんだ後に伺うことにしましょう。 堅:アッハッハッハ(笑)わかりました。 あ:それではお送りしたいと思います。これが最新シングルになりますね。 堅:はい。 あ:アルバムに収録されているナンバーからのリカットで、映画の主題歌にもなっているナンバーです。 では曲紹介おねがいします。 堅:はい。「いつか離れる日が来ても」聴いてください。 ♪「いつか離れる日が来ても」 あ:この時間はゲストに平井堅さんをお迎えしております。 アルバム「FAKIN' POP」にも収録されてる最新シングル「いつか離れる日がきても」を聴いていただきました。 さて、平井堅さんが選んでくれたTOP3のテーマは「思い出深いアルバイト」ということで、 もう20個くらいのアルバイトを学生時代にやっていたということで。 堅:やってましたね。 あ:その中でもパチンコ屋さんでのバイト、歌のバイトをおさえて・・・。 堅:(笑)なんかそんなね、歌はさんでみたいにそんなに仰々しくされると・・・。 あ:いやいや最後どんなのがでるのか・・。 堅:最後はものすごいオーソドックスなんですけど。 あ:ナンバーワンはこちら! 堅:カテキョー! あ:家庭教師。なぜ思い出深いでしょう? 堅:家庭教師が一番楽しかった。 ま、歌はおいといて。 あの、割りもいいし、あと生徒と徒党を組むと結構サボれるんですね。 あ:アハハハハ(笑) 堅:夜8時から10時の時とかがあって、そのときに大学が5時ぐらいに終わって、 終わってから、向かいに居酒屋がありまして、そこでよく飲んでたんですよ。 で、結構へべれけで・・・。 あ:家庭教師やる前に酒のんでたってことですか? 堅:(笑)時間が空いちゃったもんですから。 「平井なにしてんの?」って言われて、「8時から家庭教師なんだよね」って言ったら、 「じゃあ飲もうよ」とか言われて。で、8時ぐらいまで飲んでたら結構へべれけになっちゃって。 あ:なりますね〜。 堅:で、こぅ上に上がって、ベッドでカァ〜っと寝させてもらって、 「お母さんがトントントンって上ってきたら教えて」、「あぁわかったわかった」って言って、 カァ〜っと寝てて爆睡して、 上ってきたら起きて教えてるフリをして。 あ:アッハッハッハ(笑) 堅:「すみません。ありがとうございますぅ〜」とか、酒臭いかなと思いながら口を隠しながら。 そういうのも楽しかったですし、 あ:ちゃんとそれぞれの成果はありましたか? 堅:これがまたね、これが好評で。 あ:アハハハハ(笑) 堅:ボクあのね、婦人ウケがいいんですよね。お母さんにたいていわりと好まれるっていうか。 あ:なるほどなるほど。 堅:「平井先生きたわ〜」みたいな感じで、結構ご飯作ってくれたりとか。 あ:成果上るか上らないかの問題じゃなく、お母さんウケがよかったということですね。 堅:(笑)まずね。でもちゃんとね、一応高校受験とか一応なんとか。 あ:形にはして・・。 堅:まぁボクのせいかどうかはわからないですけども、なんとかね。 あ:なるほど〜。 堅:楽しかったですねぇ、家庭教師。 あ:でも寝るのはあんまり感心しない。これ今家庭教師やってる人は・・。 堅:おすすめしません。 あ:あんまり参考にしないほうが。(笑)クビになりますから。 堅:マネしないように。 あ:というわけで、平井さんの思い出深いアルバイトは、 パチンコ屋さんもそうでしたけど、歌のバイトもある意味そうかもしれない、 やっぱりこぅ「年上のお姉さまに好まれるようなバイト」が向いてた。 堅:ま、平たく言うとそういうことですよね。 あ:アハハハハ(笑) 堅:はい。 あ:ということで、思い出のアルバイトについてもたっぷりお話を伺ったところで、 アルバムのことも伺いたいんですけれども。 先月待望のニューアルバム「FAKIN' POP」がリリースされまして、もうリリースからだいぶ経ったんですけれども。 堅:そうですね。 あ:あの今回はですね、明るい曲とそうでない曲のフレ幅が、ここまで激しいアルバムもめずらしいぐらい。 堅:そうですね、パックリ明暗明暗みたいな。 あ:しかも波が次々くる。 堅:もぅジェットコースターみたいですよね。 あ:自分自身としても、この3年半はそれぐらいこぅ・・あったんですかね? 堅:いやいや。日常はわりと淡々としてるんですけども。 でもなんか心模様としては、わりといろんなことを感じたんでしょうね。 だからこそそういう楽曲になったのかなという気がしますけど。 あ:でもジェットコースターの最後が「写真」という曲で終わるというのは・・。 堅:そうですね。ほんとにね、この3年半の人生みたいな、ちょっとパーソナルな内容になりましたね。 あ:最後の曲が自分のお父さんに向けての曲だったりして、ほんとにパーソナルな曲で終わるんですけど。 全体的に平井さんの人間性みたいなものが、あますところなくって感じですよね。 堅:(笑)そうですね。そう言っちゃうとなんか全部が実話かよって、 そんな夢のないこともグロテスクすぎますから。 そんなこともないんですけど。 でもかなり自分のキャラは出ちゃってる・・。 あ:ですよね。つつみ隠さずってとこありますよね、だいぶね。 堅:そうですね。怒ってる時に敬語になるとこはすごい自分ぽいですよね。 あ:(笑)あ、そうなんですか。 堅:はい。 あ:いやぁちょっと気をつけます。 堅:(笑)いやいやいや。いま全然もう愉快ですよ。 あ:(笑)よかったです。 そしてこのアルバムをひっさげてのツアーが、日本武道館からスタートすることになっているんですが、 神戸ワールド記念ホールが6月7日と8日の2days、 大阪城ホールは6月16日17日の2daysということになってるんですけども。 今回こういうアルバムですから、自分をさらけ出したライブに・・・。 堅:ていうかもぅ・・Ken’s Barっていうアコースティックライブばっかりやってたので、もう久しぶりに動きますから。 もう駆けずり回ろうかなっていう。 あ:ステージを。 堅:はい。もう「ラブストーリーは突然に」を歌う小田和正さんばりにね。 あ:ばりに。 堅:左右走ろうと(笑) あ:端から端にいっちゃいますか? 堅:がんばろうかなと。 あ:頑張っていただきたいと思います。期待しております。 というわけで、思い出深いアルバイトの話もきかせていただきましたけど、 またぜひスタジオの方にもお越しいただきたいと思います。 堅:はい。ぜひ呼んでください。 あ:今週のスペシャルゲスト、平井堅さんでした。ありがとうございました。 堅:ありがとうございました。 |