080101 J-WAVE特番:堅&KAN新春対談   投稿者:ふぅ  
  堅:堅
K:KANさん



堅「おまんたせいたしました、平井堅です。つい一時間ほど前に日付変わりまして、2008年、あけましておめでとうございます!
  さらに、今年10月に開局20周年を迎えるJ-WAVEは、20th ANIVERSARRY YEARに突入しました。おめでとうございます。
  J−WAVE YEAR END&NEW YEAR SPECIAL GOOD PEOPLE GOOD MUSIC、
  ここからはワタクシ平井堅と、私が愛してやまない音楽家さま・・・との対談をお届けします。
   その音楽家、え〜〜・・このかた、ご紹介いたします。KANさんです!」
K「オけまして アめでとうございます! ・・KANです。」
堅「(笑)よろしくおねがいします。」
K「(笑)よろしくおねがいします。」
堅「これから・・あっ、オけましてアめでとうございます。これからは30分ほどの対談ということで、え〜〜ヨロシコおねがいします。」
K「はい、よろしくおねがいします。」

堅「最近、ちょくちょくお会いしてますねっ、KANさん!」
K「・・それ、ず〜っと原稿よみながら最後まで話す気ですか?(笑)」
堅「ハハッ、なんかボクね〜原稿いただくと、原稿って・・あの読んじゃいません?いただくと・・」
K「あの僕も読んじゃってね〜、最近ちょっとホラ年齢的にもね、小さい字が読みにくくなってね、
 ・・あのね、「あ」が「お」に見えちゃったり「お」が「あ」に見えちゃったりするんですよね(笑)」
堅「手で持ってもっと近づければいいです・・けどね。」
K「いや、ちょっと遠くにすると『あっ、これ、あけましておめでとうだ』とかね〜これね」
堅「あ、そかそか遠視か〜」
K「えっへっへっへ、遠視かって(笑)」
堅「遠視っていうか・・。 ・・・っていうことで〜。というのもですね、あの、うけてくれなかったんですけどもKANさん。
  J-waveの20周年アニバーサリーソングというものをワタクシが担当することになりまして、
   その楽曲制作を大ファンであるKANさんにお願いしたわけです。」
K「はい。」
堅「その打ち合わせだったり、打ち合わせと称した飲み会というか、ねっ!やりましたよね?」
K「うん。はい。」
堅「楽しかったですけども・・。え〜レコーディングをしたり、この一ヶ月くらい頻繁に会わせていただいて・・ワタクシ的にはもう至福の時間でした。
  え〜っとKANさんに初めてお会いしたのは98年で、たしかあの〜ライブは前から何度か伺わせていただいてたんですけども、
K「はい」
堅「クラブチータ川崎でライブをしてる時にボクあの〜そのとき「LOVE LOVE LOVE」っていう楽曲を出した時で、まだカセットテープしか出来てなくて、
 それをKANさんにお渡しして、楽屋に行って終演後にお渡しして、・・たのが初めてお会いした時です。」
K「・・そうですね〜。」
堅「覚えてらっしゃいます〜?」
K「覚えてます、覚えてます。」
堅「ホントですか?」
K「あん時たぶん初日だったと思うんですよ、ライブツアーの。」
堅「クラブチータが。」
K「クラブチータ。うん。・・・そん時にね、楽屋に、ほら楽屋にドアがあってその向こうに何人か人がいる・・、
   人がいる向こうにシュっと首一個抜けてる人がいて・・」
堅「はい。ボクですかね〜(笑)」
K「遠くから『どうも〜』って挨拶をしてくれてたのを覚えてますね〜。」
堅「そうですか〜。いや〜嬉しい〜ですねぇ。」
K「・・で、『LOVE LOVE LOVE』をね、僕が札幌でやってる番組で早速かけて。」
堅「もうそれをね、噂で聞いて、すっごい感激したんですよ。」
K「あれカッコよかったですよね。・・・『LOVE LOVE LOVE』。下から読んだら、『ブラブラブラ』っていう。ね?」
堅「『ブラブラブラ』・・・。で?(笑)」
K「うん。」
堅「そうですね〜。・・・すごい嬉しかった〜!いやだってもう嬉しかったですよ。
  それであの〜ぼくのホントのライバル、もう口にするのも腹立たしいですね。A,I,K,O、なんと読むんですか?
  これは・・アイコとかお読みするんですか?」
K「ねぇ〜。」
堅「・・・とか言う人がいるみたいで〜、あの〜aikoとかいう歌手がいるんですか?・・・がKANマニアっていうことで、
  先日もこぉ〜二人で肩ぶつけ合いながら、楽屋にいて〜」
K「うん。」
堅「あいつはですね〜いちいちKANさんの好みのものとかを差し入れしたりしてね、モノで釣ろうとしてね。」
K「フッフッフッフッ・・・」
堅「ボクは〜やっぱそういうとこ気が利かないもんですから、手ぶらでいくわけですよ。
  そうするとなんか、やはりこう〜ボクのほうが劣っているように・・印象としてね、手ぶらで。
   あいつはなんか好物のものとか持ってくるんですよね〜?」
K「いやぁ〜僕、でもモノでね〜その人の印象がものでこう〜していくわけではないですから〜」
堅「そうですか〜?」
K「いやたしかにあの〜aikoさんはいつもね、高級なあの〜チョコレートですとか〜あとはワイン。あ、でも平井くんからもね、あの山梨の・・。」
堅「はい。そうそう(笑)ウチの叔父がね。」
K「あれまだ飲んでないんだけど、楽しみに・・ちゃんとウチのあれに・・セラーにいれてあります。」
堅「あの〜どうしようもない時に飲んでください。もうなんもないなという時でいいんで。」
K「いやいや、あれ楽しみです。」
堅「はい〜ウチの叔父がちょっとワイン作りをやってるもんで。
  ・・・ま、ちょっとaikoちゃん、ボクにも豆大福こないだくれたんで、あんまり・・(笑)。
  あの、そうなんですよ。ということで、なんですかぁ?あぁ〜そうなんですよ。えっとその今回の第一弾打ち合わせで、
  え〜っとKANさんとお会いした時に、ちょうどKANさんがベストアルバムを・・・」
K「・・・出す寸前だったんですね。」
堅「そうなんですね、『THE VERY BEST OF KAN』。で、そん時にワタクシはもう〜・・・何様か!というダメ出しをしてしまいまして。」
K「その選曲を見て」
堅「選曲にね。まぁそのヤレこう〜『永遠』が入ってないだの、」
K「うん」
堅「『東京ライフ』とか、」
K「うん」
堅「『恋する二人の・・・』文字が数字がいつもおぼえられない」(『恋する二人の834km』かな?)
K「コレも入ってない、アレも入ってない。これベストじゃないじゃん!って言ってたよね(笑)」
堅「ちょっとあの〜・・・どうかしてたんですかね。(笑)気を荒げてしまって〜。」
K「フフフフ・・・」
堅「ちょっとないだろうっていうダメ出しをして。やっぱり自分なりのコレをっていうのが、ありまして〜。
  KANさんの曲ってヴァリエーションもすごいから〜そういう意味でもこういうことだったん・・。
  でもボクは『猿と犬のサルサ』、すごく好きなんですけど、・・・やっぱ『東京ライフ』(笑)」
K「やっぱりそうですか〜(笑) そういう意見多いです、はっきり言って。」
堅「(笑)いやぁ〜やっぱりね〜もう上京組としてはもうね〜!」
K「うん、うん。」
堅「もう『東京ライフ』もカバーさせて、あのKen’s Barでカバー、何度もさせてもらってます。」
K「あ〜ありがとうございます。」
堅「そんなワタクシなんですけども、ボクなりに選らばせていただきました。個人的なセレクト第三位、『丸いお尻が許せない』」
K「はぁ〜。」
堅「懐かしい。これはですね〜、ボクがKANさんにハマるきっかけになった曲で、ちょっと遅くて申し訳ないんですけども。
  高校、あ〜大学生の時かな、当時・・・じゃない今もあるや、『ミュージックステーション』っていう番組でKANさんが出てらっしゃって、
  ほいで〜MCまで覚えてましてね、なんかこう〜『男性として性欲を歌にしないのはやっぱりウソだ』というような話をタモリさんと・・・」
K「たしか僕30超えてね、こっからちゃんともう〜・・・。性欲なんてアリアリなわけじゃない、中学生ぐらいの時から。」
堅「そうですね。」
K「ね?」
堅「あの〜減少しませんかぁ?」
K「減少しないでしょ、だって。いろんな方向性とかね、」
堅「へっへっへっへ・・・はい。」
K「こだわりってのが微妙に形をかえていきますけども、あの〜基本は減少するものではないでしょ?
   行動に移して結果を出すということでいえば、それは明らかに減ってますよ。」
堅「う〜〜ん(笑) 脳内は変わってない。」
K「脳内は全然変わってない・・・ですよ、むしろ。」
堅「むしろ・・・(笑) そうですか。そういう意味ではそうなのかなぁ。う〜ん。そうですねぇ。」
K「そうじゃないですか?」
堅「中学生くらいのストレートな感じではなくなってきたけど、
  もう・・・なんか脱がさなくても楽しいみたいな風に変わっていったりしますもんね。(笑)」
K「最近はもういまベストシーズンですよね。」
堅「ハッハッハッハハ(笑) 冬が!!」
K「そう。20代の頃とかはやっぱり、夏に向かって肌の露出面積が大きくなればなるほどいい季節と思ってたわけじゃないですか。」
堅「はい、はい。」
K「子供ですね〜!あんなのはね。」
堅「あぁ〜もうダウンきてるぐらいが・・(笑)」
K「やっぱりね、もうマフラー・・コートきてマフラーしてるぐらいが、ちょっと寒そうにして。」
堅「フッハッハ。すごいもう〜〜(笑)」
K「見えるのはもう、だから、ブーツとスカートの間のひざのとこだけでいいんです。」
堅「あっ、いいですねぇ〜。」
K「それで黒いストッキング、それだけで充分です。」
堅「(笑)黒・・黒ですか?」
K「黒。」
堅「最近だと真っ赤とか多いですけど。」
K「あぁ〜・・黒ですね〜。札幌黒タイツっていう、これが。
  札幌が一番いいんですけど、なぜかって言うと、背景が真っ白ですし、ね、基本その〜・・、」
堅「あぁ、パキッと見えるっていう。」
K「そう。それから基本、ひとも真っ白じゃないですか。」
堅「(笑)基本真っ白。うん、まぁ雪国ですから。」
K「うん、これはね〜最近では東京でも札幌黒タイツはいてるかた・・、」
堅「札幌黒タイツ。(笑)あぁ〜。」
K「・・・はいてるかたいらっしゃいますけど、最近ベストシーズンですねぇ。」
堅「突然饒舌になられましたけど(笑)、」
K「フッフッフッフ」
堅「え〜では続きまして第二位、これはもう〜アホかと、KANマニア的には当たり前だろと言う曲、
  KANさんがいつもアンコールでピアノ弾き語りをされる、昨日もDVDで見てたんですけども、『永遠』。
  ボクも一昨年、年末のKen’s Barでカバーさせていただいたんですけど。」
K「それはなんかね〜いろんなとこからこう〜情報が。」
堅「そうですか。」
K「あの僕がやってる番組とかに『歌ってました〜』ってくるんですね。」
堅「嬉しいです。そうですか。」
K「『歌ってました〜』っていっぱいくるっていうのはみんな見に行ってるってことですよね、平井堅くんを。」
堅「いやでも、それは聞いて聞いてみたいなのもあるんじゃないですか?」
K「見に行ってる!」
堅「そうですか〜。いやぁ〜。」
K「僕んとこのお客さん大体見に行ってる!!(笑)」
堅「そんなことはない(笑)そんなことはないです。」
K「いや、ほんとに(笑)」
堅「え〜〜KANマニア平井堅が選ぶ、KANのベストアルバムにはなくてはならない曲、
   栄えある第一位は・・・ドコドコドン!『君が好き胸が痛い』」
K「はい。」
堅「これはもう〜。えっと〜去年末にも歌わせていただいたんですけども札幌で、・・・どうしますかね〜?」
K「え??」
堅「フフッ、あの〜・・・胸が痛いですねぇ。」
K「あの曲はね〜『君が好き胸が見たい』にしようかどうしようか迷ったんですけどね〜、」
堅「(笑)やめてください!」
K「すんごい迷ったんですけど、まだ20代だったから・・」
堅「迷ってないでしょ? 迷ってないですよね?」
K「ヘッヘッヘ(笑)」
堅「も〜ほんとにね〜、そいでこれKANさんにたぶん酔っ払った時にも二三回言った気がするんですけど、
  カラオケでもよく歌うんですけど、こないだそれ歌って号泣しました。」
K「はぁ〜カラオケで?」
堅「はい。号泣してコレ歌ったんだっけ? 歌ったあと号泣したんだっけ? 号泣したあと歌ったんだ、そうだ。」
K「前に別の理由で号泣してて・・?」
堅「(笑)そうですね。ハッハッハ。関係なかったわ。(スタッフ爆)」
K「ヘッヘッヘ」
堅「ちがうんですよ。号泣したんですよ。号泣してしまって・・・。」
K「それ別の理由でしょ?でも。」
堅「でもなんか、その号泣した気持ちを歌にします・・みたいになって。
  カラオケだったんですけど、最初にそのカラオケで飲み会をしてたんです、カラオケもできる個室で。」
K「うん、うん。」
堅「で、オレがなんかもう感極まって泣いてしまって、でなんか、スタッフだったんですけど、ちょっとこうどうしよう・・みたいな。
  あんまりそんな泣かないもんですから、普段。でもなんかその涙の訳はこの歌に託すみたいなことでコレを歌ったんです。」
K「・・変な飲み会ですよね〜それね〜(笑) だって、ね? 中心人物であるアーティストが泣き出してね。
 スタッフもおい、どうしたんだろう、まいったなぁ・・と思ったら、その気持ちをこの曲に・・・。」
堅「でも〜、そのあとすぐ、ブンコウがすぐチェッカーズ歌ってましたけどね。(スタッフ爆)
   もう、すぐ!入れてましたよ、「君が好き胸が痛い」を歌ってる時にもう。」
K「歌ってる時に。」
堅「チェッカーズの『Song for USA』を入れてました(笑) あれ〜??みたいな。」
K「ハッハッハッハ。『Song for USA』は僕も好きな曲ですね〜(笑)」
堅「あ〜そうですか。それではその曲を聴いていただきます。KANさんで『君が好き胸が痛い』」


♪「君が好き胸が痛い」


堅「・・ということで、ボクが一番好きな、選んだのはKANさんの「君が好き胸が痛い」でした。」
K「うん。」
堅「J−WAVE YEAR END&NEW YEAR SPECIAL GOOD PEOPLE GOOD MUSIC、これ長すぎですよね。うっとおしい。(スタッフ爆)
 この時間はワタクシ平井堅とKANさんの対談をお送りしています。KANさん、引き続きよろしくおねがいします。」
K「はい。よろしくおねがいします。・・・これ略しちゃえばいいのにね。」
堅「そうなんですよ。えっと〜・・・J−WAVE・・」
K「グピグミュ。」
堅「あ、いいですね。」
K「グピグミュ。」
堅「いいですね。グピグミュ、お届けしていますが。」
K「J−WAVE、イヤンイヤンスペシャル、グピグミュ。」
堅「あ、イヤーイヤーだ!」
K「ね?」
堅「うん、うん、いいですね〜!」
K「イヤンイヤン。」
堅「しかもイヤンイヤンて、イヤーエンドのエン・・」
K「だからもちょっと裏返って、イヤンイヤン グピグミュ。」
堅「イヤンイヤン グピグミュ・・・。あ〜いいですねぇ。」
K「グピグミュはもうちょっと、ニュっと入っちゃった感じをね(笑)」
堅「(笑)・・・またそういうとこだけね。・・・え〜さて、我々がJ-Waveの20周年記念ソングを担当することになったんですけども、
  それぞれの20年前、1988年は何をしていましたかっていうことなんですが・・。」
K「うん。」

堅「KANさんは前年1987年4月、『TVのなかに』、♪テレ〜ビのなか〜〜に〜〜、ベイベッ♪」
K「そうです。」
堅「で、デビュー。もうデビュー一年目ということでどんな・・?幸せでした?」
K「いや。なんかね、僕ずっとね〜あれですよ、あの〜なんていうんですか?ずっと片思いだったんですよ。」
堅「きた〜〜!片思いの曲多いですもんねぇ。」
K「うん、僕はもうちっちゃい頃からね、ずっとモテてモテて困ってるんですよ。」
堅「ウソでしょう?・・・ウソでしょうっていうもの失礼ですけど(笑)」
K「いや、だけど、だからこう周りに幼稚園小学校中学校高校大学と、常にいろんな方向から女の子に狙われてるんですよ。」
堅「え〜〜〜〜???」
K「ほんっとに!!」
堅「そうなんですか〜?(腑に落ちなさそう)」
K「でも自分が好きなコは絶対ダメなんですよ。」
堅「うわ〜きた〜〜!」
K「ね〜〜。」
堅「で、結構KANさんの歌って、一人の子にずっとフラれてから始まるじゃないですけど、そういう感じなんですか?」
K「なんでわかっちゃったんですか?」
堅「だって、そういう歌がねぇ〜。♪I’m all right〜〜♪・・ねぇ、フラれてから始まるそういう曲が多いじゃないですか。」
K「そうですね。」
堅「一途なんですね。」
K「う〜〜ん、そうですね。・・・一途っていうか、」
堅「そうやって一途に思って・・、」
K「いや当時はね〜88年ですからね〜、あの〜まだ世の中にストーカーって言葉がなかったんですよ。」
堅「うん、うん。」
K「ちょっと時代ズレてたら明らかに僕ストーカーとか言われてたかもしんないですよね。そのくらい一箇所に集中する感じのね。がーっと。」
堅「あ〜〜〜、でもわかります。」
K「そうですか〜?」
堅「でもストーカーってね、あまりにも名前が大きくなっちゃったというか一人歩きしちゃったけど、誰しもストーカーですよね。」
K「そうですよね。80年代はやっぱりすごく熱心っていうことですよ。」
堅「好きな人に熱心。」
K「すごく、好きな人に必死っていうことですよね。」
堅「そうですね。」
K「それがなんか今ストーカーって言われるでしょ?」
堅「そうですね。」
K「大変につらい思いしてる男性いっぱいいますよね。」
堅「ボクもちょっとストーキングですよ。」
K「ストーキング・・あぁそうですか。」
堅「うん、パンティ・・・ストーキング(笑)」
K「パンティストーキングですか〜(笑)」
堅「はい。好きになるとね〜。」
K「パンティストーキングってそれ、下着ドロのことじゃないですか?」
堅「ヘッヘッヘ・・、ドロはしないですよ(笑)・・それぐらい・・ねぇ?うん、そうですね。
   え〜〜そんな、ちょっとストーカーっぽいフレーズもありますけども、そんな20年前のことを考えながらできた名曲が、
    KANさんに作っていただきました・・・発表してもらいましょうか?」
K「タイトルですかぁ?タイトルどうぞ言ってくださいよ〜(笑)」
堅「タイトルはね〜もうズバリ20周年ということで、『Twenty Twenty Twenty』です。」
K「あ〜〜〜よかった!」
堅「これ最高です! これ、KANさんがデビュー前ディスコで黒服をしていた?」
K「いや、黒服・・いや僕はね大学生のときは84年、83年84年は六本木のディスコでアルバイトしてました。」
堅「ほんとにバブルの時ですよね。」
K「そうですよね。黒服っていうのはね、そのあとにね、いわゆるあのほら、マハラジャとかああいうお店がダーっとできた時に流行る言葉でね。」
堅「その前ですか、じゃあ。」
K「そのちょい前ぐらいですね。」
堅「へぇ〜〜〜。」
K「普通に大学生としてアルバイトしてたけど、よかったですよ〜そのいわゆるデュランデュランとかさ、
  カルチャークラブとか、ワムがプロモーションに来ましたからね、その店に。」
堅「すごい、見れたんですね。」
K「『クラブトロピカーナ』あの、セーラー服でこうやって。」
堅「へぇ〜〜。」
K「シャーデーもきた。」
堅「へぇ〜〜〜。」
K「みんなシェードって読んでたもん、ほんとに。知らなくて(笑)」
堅「ハハハッ、シャーデーってそっか〜〜。あれ?  S-A-D-Eか。・・・シェードね?(笑)」
K「うん。」
堅「リック・アストリーは来なかったんですか?」
K「リック・アストリーはもっとあとですね。」
堅「あ、そっか〜。じゃあ今回のコンセプトの曲はもうちょっとあとっぽい・・」
K「ですね。」
堅「・・デスコなんですけども。それで今回作詞作曲編曲プロデュースをすべてKAN先生にしていただきました。」
K「はい。」
堅「やっぱりなんかこう、今まではファンとしてKANさんのこう〜出来上がりばかりを、ね〜、拝聴していたわけですよ。」
K「はい。」
堅「それがこう〜出来ていく過程をね、垣間見れて、なんかこうすごく楽しかったし、勉強になりましたし、aikoざまぁみろっていうね、気持ちで・・・(笑)」
K「はい(笑)」
堅「やっぱこう〜美味しいケーキを食べて、どうやって作るんだろうっていうような、それをちょっと見れたような、すごい楽しかったですねぇ〜。」
K「うん。いやぁよかったです。僕はね〜なんていうんでしょう。あのもともとほら、あの〜このお話をいただいたときにね?
  J-WAVE20周年、20周年ていうことは88年か〜っていう思いと、あとはですね〜僕の勝手な問題なんだけど、あの〜自分のベスト盤を選曲してて、
  過去のやつずっと聴いてて、それでディスコ80’s っていうの家で聴いてて、そういやディスコ久しく作ってねえなと思ってた。」
堅「あ〜言ってましたもんね、打ち合わせの時も、ディスコって。えぇ〜〜??ディスコ??と思いましたけど。」
K「久しぶりにディスコ作りてぇなと思ってたときにたまたま、飛んで火にいるみたいなかんじでこう〜(笑)」
堅「火に入りました(笑)」
K「・・ディスコにハマっちゃったんですねぇ。」
堅「いやぁでも・・・。」
K「フィーバー!フィーバー!」
堅「フィーバー!フィーバー!!」
K「あと、88年だし。」
堅「ちょうどスタジオにはリック・アストリーのCDがあったり。」
K「あのころのこう〜明るいね、あの楽しいやつを作りたいと思ってね。」
堅「メロディアスでね。」
K「それではそんな出来たての新曲をON AIR。これはもうね2008年が明るいっていうのをね、示唆しているような、
  J-WAVE 20th ANIVERSARRY SONG 。それではお送りします。平井堅で『Twenty Twenty Twenty』。」


♪「Twenty Twenty Twenty」


堅「作詞、作曲、プロデュース、ヴォーカルディレクション、コーラスディレクション、すべてKANさんです。」
K「はい」
堅「ボクはもう歌っただけです。」
K「はい。僕はね〜過去に曲だけ提供したとかいうのは何度かありますけど、こうやって曲と詞と全部最後まで責任もってやらせてもらったのは初作品です」
堅「しかもすっごいご多忙な中、もうねぇ〜。」
K「いやいや。」
堅「すべてやってくださって。」
K「楽しかったですよ。」
堅「しかもなんか知らないけど ヅラとかもいっつも持っててねぇ。」
K「いや、スタジオにはなにがあるかわかんないからね。」
堅「そう、あのね、スタジオでね、ふと、あ、写真とって友達に自慢しようと思って、『KANさん写真とっていいですか?』ってお聞きして、
  でこう〜携帯をマネージャーさんに渡して、パッとポーズとって振り返ったらもうヅラかぶってるんですよね。あの〜あれはなんでしたっけ?」
K「あの〜あれは町娘のやつ。(スタジオ爆)」
堅「(笑)もう普通に!! もうなんかね、いっつも手荷物多いなぁと思ってたんですよ。紙袋にいれて、
  失礼しますって帰っていくじゃないですか。な〜にが入ってるのかなぁと思ったら・・・。」
K「うん。」
堅「ビックリしましたね〜。で、そんな、・・・どうですか、曲は。」
K「はい。」
堅「ボクはもう最高です。」
K「もう楽しい〜。こういう曲やっぱ楽しいしね。」
堅「もうフリまでねちょっと考えてね。」
K「楽しいしね〜・・・」
堅「あのちょっとフックっていうかコーラスっぽいとこもあり」
K「いやだから僕はもう嬉しいですよ。あの、なんていうの?自分がイメージしてる歌がこうピュ〜ンとね、低いとこまでキッチリいく、」
堅「いやいや・・」
K「高いとこもピューンといくっていう、その感じがね。あの〜やっぱ録ってて楽しかったしね。
  あの、ヴォーカルのレコーディングって大変じゃない?その精神的にもね。」
堅「そうですね。」
K「あのブースの中に入って、もう一回もう一回って歌うのすごく大変なの、自分でもよ〜く知ってるんだけど、それをこっちでトークバックしながら、
  ちょっと低いかな?とかいいながら何度も歌わせるっていうの、あれ楽しいんだよね(笑)」
堅「ドSですね!」
K「・・・基本僕Mですけど。」
堅「Sですよ、それは。楽しいって。」
K「この作業は楽しいなぁって・・。」
堅「それは悪魔ですね。苦しみを知ってるのに、楽しいって・・。」
K「楽しいのはやればやるほど、よくなるのが見えてくるから楽しいんですよ。」
堅「はぁ〜〜。ボクも1回ねぇ、こっち側にまわりたいですねぇ。まだまわったことないんで。言ってみたいですね〜、低い、歌いなおし!とか。」
K「ねぇ、あれは楽しいですね。」
堅「ほんとにボクもKANさんにディレクションされるっていうのがもうね〜楽しかったですね〜。もっともっとイジめて欲しかったですね。
  でもね〜さすがに我ながら、ボクね〜今年で年男36なんですけど、もうハタチの気持ちで。 歌声もハタチっぽい。フフッ(笑)」
K「明るい。」
堅「明るいねぇ。こう〜久しぶりに元気いっぱいに歌いまして。」
K「うん。」
堅「いい! 我ながら気に入ってます。」
K「すごいね、そう、あの〜サビの音色がすごい明るい。」
堅「うん、そうですね。これはみんなで、フリつきでね、ぜひ今年の忘年会、いや新年会で踊って欲しいですね。
  ・・・というわけで、都内レコーディングスタジオよりお送りしてまいりました、KEN&KANの対談でしたが、いかがでしたでしょうか?
  最後に2008年の抱負。じゃまずKANさんから。」
K「はい。」
堅「抱負ありますか?」
K「2008年の抱負ですかぁ〜。・・・いや、ちゃんと、ちゃんとっていうか、僕はとにかくあれですよ、キチっと・・。」
堅「ボクは踊って欲しいですね。」
K「いやでもね、あの30代は僕は踊る一人ZOO宣言をして。あの〜(笑)」
堅「ほんと踊ってましたよね。」
K「ほんとにね〜30代のコンサートはね、マジで踊ってたんですよ。」
堅「マジ踊りでした。昨日も見ましたけど。」
K「ね!」
堅「バラードでも踊ってましたもんね。」
K「バラードでも踊る。」
堅「う〜ん。」
K「でもね、意味なかったんだよね、アレね、結果的に(笑)」
堅「そんなことない。そんなことない。」
K「もちろんDVDにして残ってて、あぁあの頃こんなことしてたんだ、やってて楽しかったなというのが残るというのはいいけど、
  なんかね、本来僕がやるべきことはそこじゃないなっていうのに40代になって気付きましたね(笑)」
堅「いやそんなことない。ディスコ80’sで踊ってて、最後弾き語りで泣かすっていうのがいいと思うんですけどね。」
K「そうですかね〜。ディスコ80’sで踊ってね?うん。」
堅「だって、『Twenty Twenty Twenty』をね、ボクがツアーで歌うときに、後のスクリーンでマージーのカッコしてね、
  ピンクのレオタードでリボンつけてKANさんが踊るっていう。」
K「踊りたいなぁ・・。」
堅「アッハッハ(笑) そういう企画もありますから、踊りましょうよ。」
K「踊りたいねぇ。で、平井堅くんのお客さんに、あぁ〜あの映像さえなければって思ってほしいね(笑)」
堅「Mですねぇ(笑) ボクはやっぱ年男なんで、その〜年男のエロスをね、出していきたいなと。」
K「うん、出してほしいですね。」
堅「はい。」
K「もうだって、平井堅がもう出てきただけでわぁ〜エッチ〜!って思われるぐらいに。」
堅「いいですねぇ〜! むずかしいですよね〜、でてきただけでわぁ〜エッチ〜!(笑) そんな人っていますかね?・・・誰?小栗旬とかですか?」
K「小栗旬って・・・・誰・・ですか?」
堅「エッヘッヘッヘ(笑) 今ねすごい人気の俳優さん。」
K「あ〜〜〜!」
堅「KANさん、ありがとうございました。」
K「(笑)ありがとうございました。」
堅「J−WAVE、このあとはDRAGONさん、ピエール瀧さん、嵯峨ゆりこさんのナビゲートで引き続きお楽しみください。
  ここまでのお相手は平井堅と、」
K「KANでした。」
堅「HAVE A HAPPAY NEW YEAR ! バイバイ・・・しょうみつこ」


<おわり>


☆KANさんのHPのコラムの中に 町娘のヅラの写真があります。
 気になるかたはどうぞ♪
 http://www.kimurakan.com/column/cbn059.php