ZIP FM 「GROOVE NIGHT」12/7 (3日目)  投稿者: まめひめ

堅:堅さん、M:MARCOさん 今日も関西弁トーク、どんどんいい感じです。

♪瞳をとじて♪

M:今週のゲストは平井堅さん、4日連続で出ていただいております。平井さん、こんばんは!
堅:こんばんは〜!!(ほんっと最初の日より声のテンション↑)
M:よろしくどうぞ(と言ったら、堅さんも挨拶かぶってました)こちらこそ。「アルバムタイトルフルで紹介!」
堅:ながっ!!
M:(笑)これ、発売されて、いま、あちこち宣伝活動で忙しい時期だと思いますが。
堅:うん・・そうでもないんですけどね?!
M:・・そうですか・・(堅さん 笑)わかりました・・じゃ、次の話に行きたいと思います
 (笑)。3日目の今日のテーマは「平井堅の素顔!」

堅:素顔・・来ましたね〜・・
M:これ、行こうと思ってますけど
堅:あ・・でも、意外と素ですよね?!
M:ま、そりゃ感じます。こう会ってるとね。でも、やっぱりなかなかファンの方たちはそんな、平井堅さんにしょっちゅう会って、「最近どないしてんのよ?」って聴くこともあんまないじゃないですか?
堅:(笑)そうですね・・・ま、たまにいらっしゃいますけどね・・(MARCOさん 爆)
  すごい、普通に話しかけて下さる方がいらっしゃいますけど・・
M:なるほど〜。じゃ、今日はそういう気持ちで、平井堅の「素顔」についてちょっと聴いて
 いきたいと思うのですが。デビューしてから、これまで自分の10年間を振り返ってみて
 人間的に「変わったな〜」と思うところは?

堅:これはね、たくさんありますけど・・
M:23から33ですよね
堅:えっとね・・「閉じた」!
M:(笑)何を?
堅:あのね・・「心!」(笑)
M:こういってるとまるで連想ゲームなんですけど・・
堅:あの・・こう180度くらいだったのが・・今は30度くらいに閉じましたね。
M:この10年間で
堅:前は、もっと、こぅ、誰とでも遊んで楽しい!みたいな、わぁ〜〜!っていう感じ
  だったと思うのですけど、今は、決まった友達とずっと遊ぶ、みたいな・・わりと
  こう、閉じた感じですね。
M:でも、社会人になって年齢を重ねていくと、絶対そうなっていきがちじゃないですか?
堅:そうですか?!
M:そうじゃないですか?付き合いが狭まるような・・
堅:でも、まわりのひと・・
M:僕も同じような業種にいるからかなあ?
堅:あ〜〜(納得しつつ)でも、すごい友達の多い人とかいるじゃないですか?いろんな人
  とコンタクトの取れる方が。でも、そういう人が別に、イヤっていうんじゃないんですけど、
  ま、うらやましいな、って思うときもあるんですけど。僕は最近、自分と似た人と
  ウジウジつるんでる感じ。
M:(笑)ウジウジつるんでる感じ・・・。それが、180度からすごく狭まったということの一つですよね。それはいい意味での狭まったということですか?
堅:・・うん、だから良くも悪くも・・いいとこと悪いとことありますよね?!悪いトコは
  単純に、開放的でない、とか。でも、よく言うと、その好みって言うのが、定まって   きたのかもしれないですね。モノの好み、とか・・人の好みって言うと、変になって
  しまうんですけど。関係性の好みっていうか。
M:なるほどね・・・「スランプ」ってあるんですか?
堅:「スランプ」がない時の方が少ない、っていうか・・大体・・
M:(気づいたように)「スランプ」って死語ですか?
堅:(笑)確かに・・ちょっと死語かもね。今、ちょっと復活させてぇ・・あのお、365日中  350日くらい「スランプ」ですよ。
M:!!多いね〜!
堅:多い・・
M:じゃ、一日に一回くらいはある、っていう・・無い日はハッピーデー、みたいな?
堅:そうそう・・一日一回くらい・・こう「太宰治」みたいになる。
M:・・って知らんけど・・・自分でゆうて知らんけどって?!
堅:・・ま、「(人間)失格かな〜」みたいな。
M:じゃ、そういう自分の状態をどうやって変えよう、とか?
堅:それなんですよね〜、それがわからない!ですよね・・。なんか、(言葉を探す)結局
  何かで這い上がっているんですけど、その這い上がるのが、何かきっかけとか解決法を  見出すとか言うのでなく、自然と過ぎてるっていう・・時が通り過ぎてるとか・・・
  っていう感じで。で、すごく仲いい友達に言わせると、もう、ずっとこういう僕を見て
  いる友達に言わせると、「悩むのが趣味なんだね」って言われます。「あなたは悩むの  が趣味だから、あの・・そうやって生きていけば?」って。
M:(笑)突き放されてる!
堅:そうそうそう。(MARCOさん、爆)・・でも、確かにそうなんだな〜って。悩むことが
  自分なんだな〜って。何でも悩むんですね。
M:でも、それは大きな意味での自分の「好きな」時間なんでしょうね?・・一日で
堅:・・あとは、真面目なんでしょうね・・自分で言うのもなんですけど
M:でも、それは感じますよ。
堅:だから、こう、いい加減にできないっていう
M:真面目でいたいと心がけてるでしょ?
堅:いゃ!
M:あれ?!
堅:そりゃ、不真面目になりたいですよ。願うことなら・・・だって楽そうですよね・・・
  不真面目って言うか
M:自分じゃない自分?!
堅:う〜ん・・なんか、僕は一日こうキチキチキチって決めて、考えてしまうほうなんで、何か
  こう、ポワ〜ンとした、O型的な
M:楽天的な・・(笑)
堅:(気にせず)ほんっとなりたい
M:なるほど〜、血液型なのね。A型?
堅:A型!
M:(自分も)A型!
堅:あ、そうですか〜。なんかOっぽい気がしますね〜(始まったよ、こだわりが)。
M:ホント?ま、僕の話はここでしなくていいけど。俺もウジウジしてるからね〜。
堅:あ、そうですか〜。うらやましいですよね、こう、パァ〜〜ってしているのって。
M:だから、僕も似てる、話を聴いてると。悩むのが好き!
堅:そうですか〜。
M:考えるのが好き!
堅:あ、そうですね、考えるのが好き。っていうか、考えないと行動できないですね!
  何か、こぅ、猪突猛進っとかって全然!もう、石橋とかドゥァ〜〜〜〜〜!!!って
  ずっとたたいてるみたいな
M:(爆)
堅:壊れるまで叩く、みたいな!
M:この、叩いてる様子を、俺はね、映像で伝えたい!!!ホンマ、叩いていたもん、今。
堅:(笑)残念ながら・・(MARCOさんとはもって)ラジオやからね・・
M:でも、そんなそんな日常でオンとオフって切り替えてますか?・・・でも、切り替えな、
  やっていかれへんでしょ?

堅:・・でもね、結構やっぱこの仕事って、オンとオフの区別つけづらいっていうか、
M:だね、24時間歌手やもんね〜
堅:そうですね、あと、24時間ネタじゃないですか。友達としゃべっていたりとか、気分転換
  に何か曲ができるかもしれないし。だから、何か・・オンとオフの区別つけづらいけど。
  ま、「泳ぐ」とか。まあ、あと、友達とほんっとしょーもない話してるときとかかな〜。
M:でも、その、友達とたわいもない話をするのにも、時間を作らないといけないでしょ?
 そんな時間とかって、ちゃんと作れているんですか?

堅:全然!そんな、ありますよ・・ちゃんとあります。
M:じゃ、仕事とかで時間に流されてるってことはないんですか?
堅:ないですね!特に、去年・今年くらいからは、あの、ちゃんとお休みもいただけてる
  し、ま、2000年2001年2002年はバァ〜〜っと常に仕事をしてるって感じでしたけど、
  最近は割りとゆったりとしているので・・考える時間もあるし、しょーもないこと話す
  時間もありますね。
M:なるほどね。歌手、10年以上やってきていると思いますが、歌手という職業の魅力に
 ついてお話いただけませんか?皆、憧れる職業、でも、なれないじゃないですか?
 なりたい、でもなれない、でもなりたい、っていう仕事の一つがシンガーだと思うんです 、僕は。

堅:いやいや・・・はい、はい・・
M:歌手になってね・・・僕が聞いた話ですけど、「人間な〜、おんなじ仕事10年やったら
 プロって言っていいねんぞ」って言ったおっちゃんがおったんです。

堅:ああ、なるほどね〜!あ、プロだ!!!私もね〜☆
M:そんな目をキラキラさせて!「俺、プロです」って!わかってますがな、そんな。・・皆が
 認めてるって。

堅:あ、そうですね〜、10年って。
M:・・・10年続けてきたその中で、感じ取れる、歌手の?
堅:魅力ですかぁ?・・・ま、ベタなこと言うと、「芸能人を見れる」!!!ほんっとそう
  思いますけど
M:・・(ちょっと呆れつつ?!)じゃ、最近誰見ましたか?
堅:最近?
M:でも、ちょっと待って!皆が「平井堅に会いたい」って言うじゃないですか。
堅:イヤイヤイヤ、でも、そんなことはないと思うんですけどね!だって、僕だって、その、TVを
  見て、その中の世界に憧れていた人間ですから、そりゃ、聖子ちゃん見たときとか、
  桑田さん見たときとか。もう、桑田さん見たときとかね、もう、足とか動かなかった
  ですよ!ガクンガクンガクンとかなって・・・ねー!
M:他他他!!!最近感動した?
堅:最近はね・・あ、昨日ね、家具屋で、荒川よしよし見たんです。
M:荒川よしよし?(×2)・・えーと教えていただけますか?
堅:荒川よしよしって・・クドカンのドラマとか良く出てる・・今「危険なアネキ」も出てる・・
  あれ?!(スタッフに聞こうとしてるけど)・・あ、後ろ誰もいない!・・「危険な
  アネキ」見てないですよね?ね?見てない・・
M:(あわてる堅さんを見て、笑いっぱなし)僕、その時間生放送・・
堅:見てない・・見てない、見てない、見てない・・(と考えてるみたい)
M:めっちゃ見たいですよ
堅:見たい!見たいですよね。絶対見たらわかる!あの、その「危険なアネキ」で言うと〜
M:さっきから「危険なアネキ」って5回くらい!!(もう、笑い収まらず)
堅:あの、伊東美咲ちゃんの借金を取り立てる役で毎週出てるんですけど・・。荒川ヨシヨシ
  さん、を昨日、家具屋で見て。
M:でも、そんな他人、っていう他人じゃないじゃないですか?あの、歌歌ってるんです
  けど、って声掛けないんですか?

堅:掛けない掛けない・
M:(驚!)
堅:役者さんって、こぅ、近くて遠いじゃないですか?会いそうで会わない。・・あと
  こんなこと言っていいかな?・・全然歌手っていう職業と関係ないんですけど、その
  3日くらい前に、恵比寿で妻○木くんを。「うぅわ〜、妻○木くんや!」って。キャ〜、
  って騒いでましたけどね。ワ〜って。
M:向こうもそう思っていたかもしれませんよ「わ、平井堅や平井堅や」って。
堅:いや、向こうは一人でパァ〜っと歩いていたんで。で、「声掛けよ、声掛けよ」って
  友達と3人できゃ〜って言ってたんですけど。結局声は掛けなかったんですけど。
M:(笑)
堅:サァ〜〜っと行ってしまわれたんで・
M:・・なるほど〜、さて、人生オンオフを楽しまれているようで、私も嬉しいです。
堅:こんな答えでよかったかなあ?
M:僕の質問が「シンガー、アーティストの魅力とは?」って言うので・・「芸能人に会える」って
 いう・・

堅:しかも、仕事で会えるって言うのじゃない・・(MAROCOさん 爆!)
M:ま、でも桑田さん・・
堅:っそうですね・・あと、もう1個答えさせてもらうとぉ(←思いついたみたい)
M:付け加えたほうがよさそうよ!(笑い収まらず)
堅:(慌てふためきながら)えっと、これは、もう、ホントに・・「いろんな才能に
  出会える」!これは、もう、すっごい財産だな、と思いますね。あの、たとえば、
  ビデオクリップの監督さん、とか。まあ、フォトグラファーとか。デザイナーさんとか、そういう、
  自分を取り囲むそういう違う業種の才能に触れられる、ということがすごい楽しい
  ですね〜〜。
M:でも、それは東京っていう街だからじゃないですか?
堅:そうかなあ?最近、地方発信もいるじゃないですか。
M:そうですね!でも、世界で見てもここ東京ってすごい街じゃないですか。そこに皆が
  集まってくる、そして発信する・・。

堅:そうですね。
M:(堅さんが)そういう中の一人だから・・・
堅:それはすごい、いい、恵まれた職業だな〜、と思います。そういう人たちの才能を
  ま、言い方悪いけど、それを利用できる、っていうか、吸収できるっていうのが
M:やっぱり同業種じゃなくても、刺激を与え、受けるっていうのは、大事でしょうね。
堅:そうですね。あと、友達とかでも、天才じゃないか、って思えるくらいの人がいるし。
  そういうのを見るとすごく楽しくなるっていうか。
M:クリエイティブですね。
堅:クリエイ・・(笑)
M:クリエイターですね
堅:っていうか、僕全然クリエイターじゃないんです。ただ歌ってるだけなんで。
M:職人?
堅:そう、僕がスポンジになって、相手がアイディアをくれるのが凄く楽しいっていうか。
M:なるほど。歌手になってよかったと思いますか?またそれを一番感じるのはどういうとき
 ですか?

堅:そりゃまあ、良かった。ま、つらいこともありますけど、よかったし、それを一番
  感じるのはやっぱライブですね。・・あの、ライブって言っても、自分が「いいな」
  って思えたら。
M:それはいくつもあるんですか?
堅:いくつかはある。・・毎回ではないですね。ああ、良くなかったな〜、とか、ここは
  良くなかったな〜とか。ここ失敗したな、とか、楽しめなかったな、とかっていうのが
  あると、100%喜べない、けど、やっぱ、よっしゃー、とかよかったと楽しめたライブも
  いくつかあるというか・・。そんときの打ち上げでお酒飲んで、記憶失っている頃が一番楽しい。幸せって言う。
M:ちなみに、もしご迷惑じゃなかったら、最近でそういう、どこのいつのライブが一番印象に残っているんですか?
堅:ま、それぞれの年にあるんですけど、身近だとそのさいたまのライブとかが、最終日とかはすごい感動しました。
M:そうやって、毎日感動があり、反省があり、っていうのを繰り返しているんですね。
堅:(照)そんな、そんな!そんな毎日毎日感動してないですよ。たまにですよ。・・・
  素直に・・・地味にね・・(MARCOさん 爆)
M:はい、じゃ、今日はここまでということで。明日、最終日です。
堅:はい、宜しく御願いします。